厚生労働科学研究費補助金(第3次対がん総合戦略研究事業)がんのリハビリテーション ガイドライン作成のためのシステム構築に関する研究
 
 
   
     
 
IV. がんリハビリテーション研究の推進
 
【 2013年3月14日版(完成版)】
 
【目 標】
がんのリハビリテーションに関する研究が発展し、科学的根拠に基づいたリハビリテーションプログラムが発展すること。
 
【現 状】
 がんのリハビリテーションは多くの施設で提供されるようになっているが、その適応基準や標準的な治療方法は十分には確立
されていないのが現状である。質の高い医療を提供するためにはエビデンスが必要である。
  研究活動に関する現状の調査として、医学中央雑誌や MEDLINEに登録されている本邦からの文献の調査を行った。報告数
は2000年代後半から増加がみられていた。医中誌に登録された原著論文の研究デザインとしては症例報告が多く、対照群を
おいた比較試験はわずかであった。今後は報告の数のみでなく、研究デザインを高める活動も必要と考える。
 
【行動計画】
我が国の研究活動の促進のために、以下の行動を計画する。
1)
各関連学協会へ SIG (Special Interest Group)設立を働きかける。
2)
各学協会の学術集会において研究結果を報告する。
3)
研究の質の向上のためにがんのリハビリテーションの研究状況の詳細な分析を継続する。
4)
関連する厚生労働科学研究費、がん研究開発費等の研究班との連携を行う。
5)
がんのリハビリテーションの研究成果を報告する機会は十分に用意されているとはいえない現状である。「がんのリハビリテー
ション懇話会」を開催し、多職種で情報交換できる機会を設ける。